お金の勉強をする前に自分の「あり方」を考える・・・
はじめに
少し前の本なのですが、お金についての概念を考えさせられた本を紹介します。
こういう考え方はいままでまったく習ったことがなかったです。でもすごく大切なことなので、もっと前に読んでいれば・・・、と思いました。ぐすん。
・ネタバレ注意です。
「一生お金に困らない生き方」
ほんまかいな?
一生お金に困らなくなるん!?っていう思いでこの本を購入して読んだところ、意外な展開というか、意外なことが書いてあったんんですよね。
もう、ご存知の方も多いかと思いますが、心屋仁之助という心理カウンセラーさんが書いたものです。昔、「ナイナイアンサー」という番組で「魔法の言葉」を言わせて、タレントさんを号泣させていたのが、すごく印象的だった人です。
それで心理カウンセラーなだけに、お金のことを題材にしているのですが、最終的には心のあり方を説いているんです。
今までの自分の心の偏りがお金に現れる!?
この本によると、どんなにお金を得るために働いたり、お金の勉強などに関する努力したりしても心のくせによってはお金が寄ってこないのだそうです。
お金に対するネガティブな感情があるのか?ないのか?ということで違った現実になってしまうんだそうです。
楽してお金をもうける人なんて許せない。
お金もうけをするのは品がない。
お金は汚らしい。
お金もうけをしている人はイヤだ。
お金もうけなんかより、もっと大切なことが世の中にはあるはずだ。
がんばった人だけがお金をいっぱいもらえる。
あなたがそう思っている限り、お金は寄ってこないでしょう。
私自身、そう思ってますね・・・。
とくにがんばった人がお金をもらえるのは当たり前じゃんと思っています。
あと、コレコレこうするとこれくらいお金が入るはずだとか、お金の話ばっかりする人も品がないな〜と思ってますね。
正直、そう思っているだけでお金が逃げているんですかね〜。ちょっと私はまだ半信半疑なんですよね。
家族のできごとが(心の傷が)お金を悪いイメージにしている!?
ここの部分を読んだとき、私はせつなくなりました。
お金をもうけたり、使うのが悪いことというイメージの裏側には家族のできごとが貼りついていることが多いようです。
「お金がない」という親の口グセやお金をめぐる夫婦げんか、親が借金して苦労していた光景を思い出す人もいるでしょう。
ほしかったおもちゃを買ってもらえなかったり、スーパーで1円でも安いものを買っている親の姿を覚えている人もいます。
お友達の家にあるゲームがうらやましかったのに、親に「買って」と言えなくて、言葉を呑み込んだ悲しい記憶がよみがえってくる人もいます。
お金には悲しい思い出やつらいできごとが貼りついているのです。
子供のころ、父が病気で会社をやめることになって、社宅を追い出されてしまい、親戚の家に居候させてもらった事があったのですが、かなり居心地が悪くつらい思いをした事があります。
そのとき結局他人って冷たいんだとか、お金は絶対貯めとかなちゃ、なにがあるかわからん!!とか思った記憶があります。
それ以降、ほしいものをがまんしたり、ほしいという気持ちをなかったことにしたり、ごまかしたりっていうのが当たり前になりましたね・・・。やりたいことはやってきたつもりだけど、なんか中途半端になってしまうのもそこが原因なのかもと思いました。
でも、それが豊かになるのを拒む事になっているとは想像もつきませんでした。
お金が入る「あり方」とは?
どうしたら、お金が入るようになるのかというと、それまでの逆をやるみたいです。
私の場合ですと、そのつらい出来事を手放すこと、もっと他人を信頼することです。
う〜〜〜ん、私、つらかったその出来事はだいぶ整理できているんですけど、他人を信頼するっていうのができてないんですよ・・・。
それは子供の時だけでなくて、大人になってからも信頼できない出来事がかなりあったからなんですよね。
この本のなかで「他力」を使えと書いてあるのですが、それは、他人に助けを求めたり、他人に手伝ってもらったりするということなんです。
他人に頑張って会って話して、手伝ってもらったりすることをやってみたこともあるのですが、いつのまにか、私が利用されていて、使いパシリにされたりして、他人に振り回される結果になることが多いんです。
これってなんなんでしょう?どうしたらいいん?どういう現象なんでしょうか?
自信がないからこういうことになるんでしょうか?
なんか、お金のことよりもこの染み付いた自信のなさが問題なのか!と痛感させられました。
存在給とは
がんばった分だけもらえる「歩合給」に対して、
何もない自分がもらってもいいお金が「存在給」という言葉がでてきます。
この存在給というのはこの本、心屋さんの造語なんです。
あなたがまったく働けず、社会の役にも立たず、何の成果も出していなくて、人に迷惑をかけている、寝ているだけの状態になったとき、あなたが月々もらえるお金はいくらですか?
そのときの自分につけた値段が、
・・・なんと!
自分で思っている(あるいは思い込んでいる)自分の価値なのだそうです。
この値段が低いと自分の価値が低いと思っているので、もっと頑張って上げようとします。(なんか痛い人っているけど、こういうことなのね・・。ってか自分かぁ…。)
逆に自分の価値が高いと思っている人は豊かさや安心感を感じているので、結果的に現金も多くなっていくのだそうです。
にわかに信じがたいんですが、どこかで納得している気持ちもあります。
しかも存在給を上げるのは今日から出来るというのです。
「どうせ自分には価値がある。何もしないでも価値がある。がんばって歩合給を上げなくていいんだ」
と、何度も言い聞かせれば、豊かさがやってくるというのです・・・・。
要は「根拠のない自信があるのか、ないのか」がすべての鍵・・・。
実に奥が深い!
もう、ここは言い聞かせながら、無意識さんに任せようと思います。(だって自分じゃどうしようもない)
最後に
全然、私自身、いまだ自信が持てず、モヤモヤなんです。でもこの本は今まで思いつかなかった角度から、お金のことについての話だったので、いろいろ考えさせられました。過去のことを引きずっているのってかなり悪い影響をもたらしているのですね。
みなさんももし、お金の問題を抱えているならば、一度、自分自身の心の棚卸をした方がいいかもしれません。
というか、そうしないとまた、なにか問題と向き合わざらないことになるのかもしれませんね・・。